道具と材料を揃えよう

マフラーを作るのに必要な物は、毛糸、棒針、とじ針、はさみです。毛糸は単色と写真のような混色があります。混色は編み方の間違いが目立ちません。ですので、初心者には混色をおすすめします。毛糸の太さは並太~超極太が良いでしょう。棒針ととじ針は毛糸の太さで選ぶものが異なります。毛糸の表示で確認しましょう。はさみは裁縫のハサミで十分です。

作り目をマスターする

編み物を作るためには、作り目を覚えるようにしなければなりません。作り目とは、編み目の元になる目のことをいいます。マフラーでも、セーターでも作り目が基本となるので、マスターするようにしましょう。作り目は幾つかの方法があります。指でかける作り目、共鎖の作り目、別鎖の作り目などありますが、初心者は指でかける作り目を覚えましょう。毛糸の会社「ハマナカ」の公式サイトで、指でかける作り目のやり方が紹介されています。とても分かりやすいので、ご覧になるようおすすめします。

メリヤス編みで編んでみよう

マフラーの編み方の1つに、メリヤス編みという、伸縮性に優れた編み方があります。メリヤス編みとは1段ずつ交互に表目と裏目を編んでいく、棒針編みの基本的な編み方です。初めは、この編み方に挑戦してみましょう。そのためには、表編みと裏編みを、それぞれ覚える必要があります。こちらも「ハマナカ」の公式サイトに編み方が説明されているので、参考にしてください。

その他の編み方も覚えよう

【ガーター編み】
ガーター編みとは、表目と裏目が1段ずつ交互になっている編み地のことです。編むときは1段ごとに表裏ひっくり返し、表編みだけで編んでいきます。編み図は以下の通りです。
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【ゴム編み】
表編みと裏編みを交互にくり返していく編み方です。ゴム編みと名称が示しているように、伸縮性のある編み方になります。リブ編みとも呼ばれていて、セーターの袖口の部分に良く使われます。編み図は以下の通りです。
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マフラーを編むなら、基本的な編み方であるメリヤス編みで十分に対応できますが、ガーター編みやゴム編みも適した編み方と言えます。

糸の足し方と糸の始末を覚えよう

編み物をしていると、途中で毛糸が足りなくなることがあります。毛糸が足りなくなった場合、毛糸を足す必要がありますが、編み物では毛糸と毛糸を結ぶことはしません。毛糸を継ぎ足す独特の方法があります。また、編み終わりには毛糸の後始末をする必要もあります。マフラーを編むには、糸の足し方と糸の始末も覚える必要があります。こちらも「ハマナカ」の公式サイトを参考にしてみてください。

今回は、初心者でも作れる毛糸のマフラーをテーマに、ご紹介しました。マフラーを編むのに必要な材料はごくわずかです。しかも、100円ショップですべてを揃えることができるものばかりです。編み方を覚えるのも難しくありません。基本的な編み方が分かれば、あとはそれを繰り返すだけです。この機会に、手編みのマフラーに挑戦しませんか?