大掃除の中でも、厄介なのはお風呂の掃除という人も多いでしょう。お風呂は水垢に加えて、カビという汚れも生じます。そのカビをどのように取り除いたら良いのかと頭を悩ませるかもしれません。その厄介なカビの除去方法をご紹介します。
カビの汚れも発生してから時間が経っていないものや長年放置したものなど、色々な程度があり、その程度に応じたカビ取り方法を施す必要があります。カビ取りをする場合には、カビを落としやすいようにするためにお風呂の中の室温を上げるようにします。床や壁、また天井などに少々熱めのシャワーをかけることによって室温を上げることができます。
程度の軽いカビなら酢と重曹がおすすめ
発生してからそれ程時間が経っていない軽度のカビは、重曹と酢を混ぜたものをかけるだけで簡単に取ることができます。作り方ですが、ぬるま湯2:酢1の割り合いで薄めた液体に重曹を入れます。この時の割り合いは、液体1リットルに対し重曹は大さじ4です。それらを混ぜてスプレーボトルに入れ、カビの部位に吹きかけます。そのまま数時間放置し、その後スポンジで擦るようにします。
重曹と酢を混ぜた液体で落とすことができない場合には、サンデーペイントの「かびコロジ」がおすすめです。これは、発酵乳酸が主成分になっている弱酸性のカビ取り洗浄剤です。塩素系の洗剤よりも臭いの刺激が少ないので、素手で作業しても問題ありません。塩素系のカビ取り剤は漂白してカビを落としますが、かびコロジはカビを殺菌し落としやすくするという洗浄剤です。
酸性と塩素系の洗剤を混ぜるのは危険
重曹と酢を混ぜたもの、また、かびコロジでカビが落ちない頑固なカビの場合には、塩素系のカビ取り剤を使用する必要があります。しかし注意が必要です。お酢やかびコロジは酸性ですが、それに塩素系を混ぜるのは大変危険です。お酢やかびコロジを使用した直後に塩素系の洗剤を使用する場合には、必ず完全にお酢やかびコロジの成分を取り除くようにしましょう。
塩素系のカビ取り剤を使用する場合の注意
塩素系のカビ取り剤を使用する場合には、安全のためにゴム手袋を着用したり、目に入らないようにゴーグルや眼鏡をかけるようにしましょう。衣服に付くと漂白されるので、そうなっても良い衣服を着るようにおすすめします。ユニットバスや浴槽、タイルの中にはカビ取り剤によって変色するものもあります。なので、使用する前には目立たないところで試してから使用するようにしましょう。
今回は、お風呂のカビの除去方法についてご紹介しました。カビは、塩素系のカビ取り剤で取り除くという認識の人もいるでしょう。しかし、カビ取り剤は体にかける負担がとても大きい洗剤です。なので、最初は酢や重曹を混ぜたものなど、体の負担が少ない洗剤から使用することをおすすめします。どうしても酸性の洗剤で取れない場合には、塩素系の洗剤を使用するようにします。ただし、絶対に混ぜないように気をつけましょう。
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